最古参のスタッフの最上です。社歴が長いこともあり、他の誰よりも活用してる社内の福利厚生があります。それが社販!!自転車屋に限らず飲食店やアパレル関係の就職をすると少なからず考え(期待?)たりするものだと思います。今回はそんな社員割引販売制度を私なりの言葉でご紹介させていただきます。
自転車好きにはたまらない制度!
欲しいモノ、使ってみたい憧れのアイテムが通常販売価格よりも割安で購入できる制度は自転車好きとしてはたまらない制度です。若かりし頃は給料のほとんどをフレームやホイールをはじめ何かしらの自転車グッズにつぎ込んでいましたが、社販がなければかなりキツい生活になっていたことでしょう(笑)。飲食やアパレルではよく聞く制度ですが、我がバイクプラスでも導入しています。
最上拓也的社販利用の大切な心構え
社販(社内販売)とは??
そもそも一般的に社販は通常より安く購入できることを差しますが、本来の価格からすると実際には割引された分は会社持ちということ。販売することで得られる会社の金額的な利益をなくして、その利益分は会社が負担をしているということになります。働くことでの貢献分を会社側から社内販売(社員割引)というカタチで優遇してもらってると考えてもいいでしょう。そうして手に入れることで製品の知識などを深めると共に、その知識をさらに会社と社会に還元していきます。そうした貢献(還元)を前提としたシステムです。自転車は趣味性の高いものなので、そうしたことを忘れがちになってしまいます。コレをやるからアレをやれというような強制的なものではないですが、社員と会社、果てはお客様に、互いに有益な状態を生み出すためのシステムであると理解する必要があります。要するに、いろいろ買って使って知識にしちゃおう!!というシステムですね。求人や採用の際に自転車の知識や技術の有無を基準としてないので、こうしたシステムをうまく利用すると知識も増えて好きなものも手に入って一石二鳥!!会社としてはある一定の条件をクリアしてもらうことで社販の利用が可能になるようにしています。
個人⇒社会人
就職をして社会人となるといろいろ制約が伴います。もちろん社販は取扱いの商品(ブランド)という限られた範囲での買い物です。さらに、定価なら、プライベートならどこで何を買って使ってもいいわけではないことを理解しておく必要もあります。個人は尊重しますが、まずは社会人としての立ち振る舞いが求められます。社販の制度を作ることで、会社は社員の知識向上などを望めますし、社員は会社の制度を活用して(したたかに?)買い物をすることが出来ます。バイクプラスの福利厚生は他にもいろいろありますが、特に双方にメリットのある制度が社販です。うまく活用してスキルアップなどに活かしていくと、自分の得た知識や経験がお客様の購入につながるなどして接客の醍醐味が味わえます!!実際に社販を利用する場合、何を買うか考えるのはワクワクしますが、悩むこともあります。価格以前に、自分の買い物というものは悩むものです。自分のお金で買い物をするのに失敗はしたくないですよね?当然お客様も同じ気持ちで買い物をするので、同じ体験を通してお客様目線を持ちつつ悩みを解決していってほしいと思います。
シゴト的にも個人的にも・・・
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毎年訪れる展示会の季節。展示会では新製品の発表があり、シゴト的にも個人的にもワクワクする時期。関係者のみが入場できるその会場では誰よりも早く新製品を見ることが出来ます。店頭に並べる商品を物色したり、接客に活かすためにテクノロジーやメンテナンスの講習を受けたりします。それが終われば・・・お買い物モードです。社販はさておき今までのアイテムとどう違うのか、規格は合うのか、修理は出来るのか、そもそもいくらなのか、、、買い物のモチベーションではこれまた熱の入り方が変わります!!この職業では仕事とプライベートの線引きが難しいこともありますが、商品知識を得るということには変わりはないので問題なし!と思っています。
自分で試して仕事にも活かせる!!
社販での買い物はお財布の負担が少ないので、いろいろなアイテムを購入して自分で試したりできるのもメリットの一つ。そうした経験値は自分の今後のサイクルライフに還元できますし、さらにお客様への案内としても還元できます。自分のためだけの買い物、お客様へ案内をするためだけの知識、ということはないので、手に入れて自分で使ってみるということが重要です。
プロとしての成長にも繋がってきた実感
販売のプロとしての視点
これまでにひたすら購入してきた車体やパーツの購入体験や使用体験は、メカニックやセールススタッフとしての成長につながっています。特に新製品などでは、使ってみたい!という個人的な思いの他にも、オススメしたい!という視点で見ることが出来るようになりました。知り得た正しい知識や技術を後輩の育成に役立てることもできます。また、高級だからと言って万能ではないことを身をもって知ることもあります。万能感を求めて商品を検討されているお客様がいたら、体験談を踏まえた案内もできたりまします。カタログに載っているスペックだけが機能ではなく、実際に使ってみることでメリットデメリットを体感することが出来ます。期待を上回るメリットをお伝えしたり、デメリットを補う方法やアイテムを考えてお客様に提案していくのも楽しいものです。
お客様目線でご案内
自転車のパーツは一部とてもややこしく、似たような機能なのに金額差が大きいものなどがあります。見た目では分かりにくい素材の差ということもありますし、規格が違くて合わないことも・・・。お客様の使用用途や予算などを伺いコミュニケーションを取ることで、実際の使用感や例えば失敗談なども踏まえてお客様の立場で案内が出来たりもします。ネットや他のお店ではなくバイクプラスでしっかりと接客を受けて購入しよう!と考えて来店して下さった方もいました。そうしたこともやはり自分が選ぶ・買う・使うという経験をし、同じ立場で案内をしたからこそだと思います。
入社したら何を買いますか?
経験者のみを就職の際の採用基準にしているわけではないので、スポーツ自転車に乗ったことがないという未経験者も入社してきます。そんな方にはやっぱり自転車がオススメです。諸先輩方がいろいろ教えてくれるので、自転車購入の流れも合わせて教わることが出来ます。まずは取扱いのある車体の造詣を深めていくことが最初の一歩ではないでしょうか。自転車通勤をしてみるのもいいでしょう。初めてのスポーツ自転車を選ぶ・買う・乗るという流れを自分自身が体験し、その体験を活かす機会が早々にくると思います。経験者は・・お好きなものをどうぞ(笑)。自身と会社と顧客に経験が活きる買い物であればむしろ大歓迎です。共に働く機会があればいろいろ質問してください!厳しく優しくいろいろレクチャーしますよ!!