SAYAKA MIYAZAKI
入社7年目宮崎早香
接客業するならやっぱり好きな自転車で
私はもともと、雑誌や書籍の編集・ライティングの仕事をしていました。ただいつしか、大多数の顔の見えない読者に向けて何かを発信するよりも、直接一人一人に関わっていきたいという想いが強くなり、そこで思いついたのが好きな自転車のことです。クロスバイクを買ってお伊勢参りをしたり、唯一、自信を持って好きだと断言できるものが自転車でした。
バイクプラスのことはそれまで知りませんでしたが、自転車関連の企業で働きたいと思って調べていったときに、ウェブサイトが充実していて、初心者にやさしいショップということが伝わってきました。私のように自転車のこと詳しく知らなくても、きっと受け入れてもらえるんじゃないかと、直観で思わせてくれました。
アメリカのTREK本社見学は貴重な体験でした
バイクプラスでは社歴に関係なくさまざまな成長のチャンスが与えられます。私は入社1年目の冬に、TREKのアメリカ本社工場見学に参加させていただきました。ただ参加するだけでなく、本社工場の潜入レポートを作ったり、現地のショップを見学して今後の店舗運営に活かしたり、スタッフへの情報共有などミッションはたくさんありました。けれども本社工場見学に行ったという体験は一生の思い出です。ジョン・バーク社長にお会いしたり、カーボンフレームができるまでを見ることができたり、TREKというブランドがいかにスゴイか、身をもって体感することができました。頑張っていれば海外研修に参加できるかもしれませんよ!
さまざまな年代のスタッフがキャラを活かしているのが刺激になります
それぞれが得意な分野を伸ばす
バイクプラスでの仕事は接客や自転車の組み立て・修理はもちろんですが、WEB制作の業務もたくさんあります。ホームページやSNSの一つ一つの記事を全員で作成しているんです。正直、驚きました。自転車店に勤めるのに、ブラインドタッチができるようになることが必須なんですから(もちろん最初からできない人もたくさんいて、経験を積んでいけば、できるようになるのでご安心ください!)。時代に合わせて必要な情報を発信していくことができるよう、ウェブの仕事も日々進化しています。今はもともとの編集ライター経験を生かして、ウェブ関連の統括リーダーを任されています。
新人スタッフにアドバイスを行ったり、育成にも力を入れています。ただ10代~20代のスタッフの発信力に感心させられることもしばしばです。自分にはないものを持っている、さまざまな年代のスタッフがキャラを生かして働いている環境は刺激的です。
苦手なことはコツコツと地道にやれば大丈夫
私は接客や販売、メカニックとしての知識は素人そのものでした。だから最初の3年くらいは本当に何もできなかった。うまく伝えられなかったり、誤解を招く態度をとってしまったりしてお客様からお叱りの言葉をいただくこともありました。接客中は何度も少々お待ちくださいと言って、先輩スタッフに聞きに戻ったり、思い出すとほろ苦い気持ちになることがたくさんあります。
バイクプラスでは、メカニックだけをやる人、接客だけをやる人がいるわけではありません。全員がどのポジションもできることを目指します。修理や販売・接客経験の有無は全く関係なくて、とにかくできることを増やしていこう、できないことをなくしていこうという気持ちが何より大事です。他のスタッフの接客を聞いて勉強したり、接客をしている中で答えに詰まってしまったことを調べて次は答えられるようにしようと思っています。
自分だけのマニュアルは一生もの
メカニックの知識に関しては、社内研修で基礎をみっちり教えていただきました。自転車を構成するネジの規格、その測り方からスタートしたときに、ここからやるんだとビックリしました。ただ研修を終えたからと言っても、組み立てができるわけでも修理ができるわけでもありません。そこからは周囲のサポートで、組み立ての時間をもらったり、修理に関わらせてもらったり、研修で行っていても理解できていない部分を実際に行いながら覚え直していくということの連続です。つまずいてしまったこと、できなかったことを、その時々にしっかりモノにしていくことが大切です。私は自分だけのメカニックマニュアルを手書きで作成しています。入社7年目の今でも、新しく知ったことは追記していて、厚みを増しています。このノートは一生ものです。
自転車業界で日本一の女性スタッフになりたい
私がひそかに抱いている野望です。お客様9割が男性という中で、女性だから舐められまいと理論武装で固めることもあります。でも「この前調整してもらって調子いいよ」とお客様に言われることが少しずつ増えてきて、信頼していただけて、お客様が再度来店してくださって、その繰り返しにやりがいを感じています。
自転車の購入の際の相談で真っ先に思い浮かべてもらえるような、フィッティングに関しても、修理に関しても、自転車のこと聞くならばこの人だよねと思ってもらえるようになりたいです。バイクプラスならそれが可能だと思っています。だって日本一の顧客満足を目指す自転車ショップで働いているんですから。一つ一つのことにどれだけ向き合えるか、小さな信頼を積み重ねていった先に、いつかなりたい自分に成長できていると信じています。